トラック買取ニュース!

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トラック買取の査定ポイント「車体番号」とリコール車の影響とは

自分の所有しているトラックに車体番号が付いていることはご存知であると思いますが、トラック買取の質問の中でも「車体番号を確認したいけど、どこを見れば確認することができるの?」という声が多いようです。

トラック買取の査定ポイント「車体番号」とリコール車の影響とはそして、この車体番号は査定時に査定士が必ずチェックする査定ポイントとなっています。車体番号とは車輌に刻印されている番号ということは見当が付くと思いますが、どうして査定士は車体番号をチェックするのでしょうか。

詳しくは後程紹介いたしますが、その一つには買取時に車体番号でリコール対象であるかどうかの確認も行うということが関係しています。そこで気になるのがリコール対象車であった場合は、買取価格にどのような影響があるのかということですね。

そこで、車体番号の確認方法や、査定士はどうして車体番号をチェックするのか、リコール対象車であることが発覚した場合は買取額にどのような影響があるのか、についてお教えいたしますので是非トラック買取時に活用してください。

そもそも車体番号って何!?

車体番号とはトラックの車台部分に打刻される固有の識別番号です。つまり免許証番号と同じように同じ番号を持つ車輌は他に存在しないことになります。

また、車体番号という名称とは別に「車台番号」や「フレームナンバー」と呼ばれることもありますが、全て同じものです。

トラック買取の査定ポイント「車体番号」とリコール車の影響とは
車体番号の打刻は「道路運送車両法29条2項」により義務付けられていて、トラックの場合はメーカーや陸運支局等が打刻することが定められており、車体番号の移植や改ざんを行えば道路運送車両法違反として処罰されてしまいますので注意してください。


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査定士が車体番号を査定ポイントとする理由

この車体番号はトラックの存在を証明するもので、陸運局やメーカー等への届出や登録の時に必要となります。車体番号の記載がないトラックは受理されませんし、車検を受けることも出来ません。

さらに、自動車保険の規約申込時にも車体番号の提示が必要ですし、「リコール対象」であるかの確認や部品の品番確認、盗難にあった時の捜査の手掛かりとしても利用されることもあります。

トラック買取の査定ポイント「車体番号」とリコール車の影響とは
車体番号は17桁以下の英数字の組み合わせで構成されていますが、錆や経年劣化、腐食、切削により見えなくなっていたり、隠れてしまっている場合がありますが、この場合に1文字だけ見えない状態であっても買取を断られてしまうこともあります。ですが、擦って見えるようになる程度の錆であれば全然問題ありません。

車体番号はトラック買取時に重要な査定ポイントとなりますので、買取をお考えのトラックの車体番号打刻を確認して1文字でも番号が見えない状態になっている場合は、陸運支局等で職権により車体番号を再び打刻してもらう「職権打刻」を打ってもらう必要があるのですが、職権打刻は元々あった車体番号が使えなくなったことによって打刻する新たな番号になってしまいます。

なお、職権打刻にかかる費用は基本的に手数料印紙350円と用紙代20円と少額となりますが、新しい車体番号を車検証に記載し発行するまでに面倒な手続きが必要となります。

「車体番号の打刻によって査定額に影響が!」

この場合に注意したい点は、元々の車体番号であるか、職権打刻によって打刻された車体番号であるかによって査定額が多少減額されてしまうこともあるということです。多い場合は10万円前後の減額になってしまうこともあります。

車体番号の確認方法・箇所とは

車体番号の確認方法は、トラック本体に打刻されている車体番号を確認するか、車検証に記載されている「車台番号(車体番号)」で確認することができます。しかし、あくまでも買取額に影響がある車体番号はトラックの車体番号打刻です。

基本的に車の車体番号は構造によって打刻箇所に違いがあります。一般の乗用車はモノック構造となり、エンジンルーム内の車室とバルクヘッドに、トラックなどの独自の車体構成を持つものは「フロントタイヤ内側のフレーム」に打刻されています。

「車体番号打刻も確認できず、車検証もない場合はどうすればいいの!?」

錆や劣化、フレーム交換によりトラック本体でも車体番号を確認できず、車検証が何らかの理由で無い方もおられると思います。

そんな方は陸運支局に行き、ナンバープレートの車輌登録事項等証明書の交付申し込みを行うことで車体番号を確認することができます。


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リコール対象車であった場合の買取価格の影響とは

リコール対象車であった場合は買取価格が下がってしまうのかどうか気になるところですが、そもそもリコールとは、特定の自動車に設計や製造段階を原因とする不具合が発見された場合、道路運送車両法第63条の3に基づいて、メーカーなどが国土交通省へ届け出を行い、メーカーがリコール車輌の回収を行い「無料」で修理をするという制度です。

トラック買取の査定ポイント「車体番号」とリコール車の影響とは
基本的に、リコール対象車であった場合でもメーカーの無料修理を行っている場合は減額の対象にはなりません。しかし、無料修理を行っていない場合は減額の対象となってしまい、修理を行わずに長期間使用していた場合は大幅な減額の対象となることもありますので、速やかにメーカーからの修理を受ける必要があります。

車輌がリコールされるとメーカーから連絡が入りますが、自分で確認することも可能です。確認方法は、国土交通省のホームページや、各メーカーのホームページでリコール情報を確認することができます。

まとめ

トラックを買取に出す際は少しでも高く買い取ってもらいたいですよね。ですので、常日頃からトラックの錆取りや清掃、お手入れなどを行って車体番号の打刻が消えないようにしておくようにしてください。

また、念のために買取に出す前に所有しているトラックがリコールされているかどうかを確認しておくことをお勧めします。

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